民法 2)物権 4担保物権
債権者が債権の回収を確保するために、債務者または第三者の財産に優先的に権利を行使する物権
担保物権には効力として優先弁済的効力と留置的効力がある。
債権者平等の原則
債権発生の原因や時期の前後などにかかわらず、すべての債権者は、その債権額に応じて、債務者の総財産から平等に弁済を受けられるという原則のことです。
http://loan-h.ytmt.net/43.html
担保物権と債権者
担保物権が設定されていればその債権者が優先的に債権の回収を図ることができる
抵当権の順位
http://d.hatena.ne.jp/gyoseisyoshi/20101121/1290333625
法的担保物権
法律の規定に従って自然に発生し、特定の債権を保護することを目的とする物権
他人の物の占有者が、その物に関して生じた債権の弁済を受けるまで、その物を留置することを内容とする担保物権である。
①債権と物の間に牽連性がある
②債権が弁済期にあることつまり時計屋が修理のために時計を預かったとすると、修理代を払ってもらうまで時計屋は時計を手元にとどめておくことができるのだ。
先取(さきどり)特権ある債務者にほかの債権者がたくさんいても、その他の債権者に優先して弁済を受けることのできる民法上の権利です。
先取特権は社会政策上とか公平の理想とか、特別の理由があるときに認められます。例えば、数十億円の債権者の中に入ってわずか数十万円の給料債権を有するにすぎないために、按分比例なら千円にもならない労働者の債権を保護するために先取特権が認められる
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B1%C3%D6%B8%A2
http://www.hou-nattoku.com/mame/yougo/yougo66.php
約定(やくじょう)担保物権
当事者同士の契約によって成立する物権
質権
質権というのは、例えば貸したお金を確実に返してもらうために、物を預かって、お金を返すまでは預かった物を返しませんよ、という約束のもとに、その預かっている物に成立する権利です。
物上保証人
物上保証人とは、簡単にいうと担保提供者のことです。
たとえば、父親が子どもの借金のために自分の土地を担保に提供する。
よく聞く話だと思いますが、このときの父親が物上保証人です。抵当権
金融機関が不動産を担保に融資するときに、いわゆる「借金のかた」として設定する担保権のこと。借り手が返済できなくなった場合に、抵当権を実行して任意処分や競売などによって債権を回収する。
抵当権の目的物:不動産・地上権・永小作権
侵害の差止め・侵害賠償債務者が抵当目的物を破壊した場合には、抵当者は侵害の差止めを請求、または侵害賠償を求めることができる
附加一帯物
付加一体物とは、具体的には、土地の附合物、建物の附合物、建物の従物、土地の従物である。
⇒抵当権の設定の後に附加されたものもまとめて抵当権に入る
抵当権と天然果実
附合物
従物
http://d.hatena.ne.jp/gyoseisyoshi/20101107/1289133901
天然果実
法定果実
http://d.hatena.ne.jp/gyoseisyoshi/20101107/1289134166
地上権
「地上権」とは所有権に次ぐ権利であり、他人の所有する土地を使用する権利のこと。
借地権の一つだそうです。
永小作権
永小作権とは、小作料を支払って他人の土地において耕作または牧畜をする物権。
http://www.fdsantoshi.com/chijo.html
http://www.re-words.net/description/0000001102.html
http://www.re-words.net/description/0000001103.html
http://www.lufimia.net/sub/pawn/law/index.htm
http://dict.realestate.yahoo.co.jp/term_search?p=%C4%F1%C5%F6%B8%A2
http://www.jointsurety.net/mortgage.html
担保物権の効力
優先弁済的効力
留置権以外の担保物権に認められる。
債務の弁済がなされないときに、担保権者が目的物を売却にかけて、その代金から優先的に弁済をうけることができる効力である。留置的効力
http://homepage2.nifty.com/Boss/minpou2.2.html
http://www.weblio.jp/content/%E7%95%99%E7%BD%AE%E7%9A%84%E5%8A%B9%E5%8A%9B
担保物権の一般的性質
附従性(ふじゅうせい)
債権がなければ担保物権を成立せず、
債権が消滅すれば担保物権も消滅するという内容。附従性というのは、ある権利がその成立・存続・態様・消滅等において、主たる権利と運命をともにすることをいいます。
例えば、住宅ローン等の特定の債権を担保する抵当権が、ローンの完済によって消滅する場合がこれに該当します。
随伴性
具体的には、債権が譲渡されると、それ
に伴って抵当権も新しい権利者に移転するなど。不可分性
たとえば、AさんがBさんに対して、100万円の債権を有しており、Bさんの物を占有していたとします。
この場合、Aさんは、100万円全部の弁済を受けるまでは、その物を留置することができるのです。
つまり、Bさんが99万円弁済していたとしても、物を引き渡す必要はないのです。
全てについて弁済を受けるまで、物の全部を留置することができます。
これを物権の不可分性といいます。物上代位性
例えば、AがBから1億円借りて、A所有の家に抵当権を設定したが、
この家が家事で焼失したとする。
Aが火災保険に入っていれば、Aは保険会社から保険金をもらえるので、
Bはこの保険金を差し押さえて、債権の弁済に充てることができる。
これを物上代位という。
http://xxhousexx.com/fujusei.html
http://myhome-i1.anshin-k.com/085.html
http://www.1fudousan.net/archives/2005/09/post_416.php
http://www.mainiti3-back.com/archives/2007/01/post_265.html
債権と抵当権
借金をさせる人は借金(債権)を確保するため、借金をする人の不動産に抵当権を設定する。
まず、債権者(抵当権者)は自己の債権を確保するため、抵当権設定者(通常は債務者。物上保証を参照)の不動産または権利(地上権及び永小作権)に抵当権を設定する。抵当権は物権であるから、意思表示のみにより設定できるが(176条)、不動産登記が対抗要件となり(177条)、かつ抵当権の実行には通常、登記事項証明書が必要なため(民事執行法181条1項3号)、ほとんどの場合登記される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%B5%E5%BD%93%E6%A8%A9
牽連性
結び付きの強い関連性のこと
弁済期
借金を返さないといけない日以内の期間